↑つづき。
ドキドキドキ・・・
いよいよパーク内オーディションの結果発表!!果たしてグレードはあがったのか!?
ディレクターたち3人がいる個室へ、1人づつ連れて行かれる・・・
私の番がきた。ドキドキドキ・・・・・・
ディレクターの第一声
「Kana、オーディションでの君は素晴らしかった!」
わー、さんきゅー!
続けて、
「ダンス映画STEP UPのショーの、メインダンサーの役を2役、やって欲しい。
2役のリハーサルが大変なら、1役でも大丈夫。セリフもあるけど、英語も問題ない。
歌ももっと練習すれば、ショーの主役のヒロインになれる可能性もある!」
うえー!?
私「アジア人でもいいんですか?」
ディレクター「もちろん!!で、今回のオーディションで君のパフォーマーのグレードはぶっ飛び級をしている。これは、ディズニーでもユニバーサルスタジオでも前代未聞だ。だから、あまり他のパフォーマーに大袈裟に伝えない方がいい。誰も君のように役をもらえた人はいないから。」
うぎょー!はいはいもちろん!
「これからはリハーサルも増えるだろうから、頑張ってね。」
・・・・うわぁ!やったよーっ!!!!!
しかし、部屋を出ても平然を装う。
誰もがみな狙っているステージの役。聞かれたら、うん、とだけ言って、へへへっでやり過ごし、自分の部屋に戻って
やったああああああぁっぁぁぁ〜〜〜〜〜〜!!!!!💓
ベッドにダーイブ!!!笑
やっと実力を見てもらえた!勝ち取った最上級のグレード!!もちろんまずはリハーサル、プラスマスコットの仕事もあるから大変だけど。
私と同じマスコットパフォーマーのグレードには、フィリピン人、インド人、アフリカや中東の人たちばかり。言いたくはなかったけど、明らかにそこには実力以外の壁があって、白人と比べて待遇もまるで違う。不平等な扱いに皆怒っていた。
でも、その中から自分が頑張って実力で認めてもらえれば、同じグレードのみんなの希望や発言も聞き入れてもらえるはずだ。
そんな思いがあったからこそ、飛び級はすごく嬉しかった。
これでやっと白人パフォーマー達と同じように、1人部屋に移れる!不平等なことも、2つのグレードを比べられる私なら、具体的にどこがどうおかしいかを抗議できる。よーし!!!
それからはマスコットの仕事に加え、STEP UPのリハ。演技にダンスに、忙しい毎日だった。
ドバイの気温40度の中でマスコットをするのは本当にキツくて、脱水症状を起こしたこともあった。
それでもリハに参加出来るのは楽しくて、刺激的だった。同じグレードの子もみんな自分のことのように喜んで応援してくれた。
ショーのオープニングダンサーにも抜擢され、センターで踊らせてもらえることに。
私がJAZZも出来ると分かると、ディレクターが私を上のグレードダンサー達の列に入れてくれた。
でも、みんなが狙うその役。長身白人のお姉さんパフォーマーは、私の目の前で
「なんでマスコットの人がこのショーのダンサーにいるんですか。私たちのグレードにもまだ出ていないダンサーがいるのにおかしい!」
って・・・😱
視線は痛かったし胸も痛かったし笑
それでもオーディションで見てくれたディレクターは、私のことを気に入ってくれたみたいで、外される人達がいる中、私を残してくれた。
しかしある日、このパーク自体のプロデューサーがショーを見て一言、センターにアジア人はいらない。って。白人の子と列を交換させられた。
絶対に実力じゃなかった。
この数日前に、オーストラリアでオーディションをしてくれたインド人のプロデューサーと出くわした。その時彼は言ったんだ。
「キミはジャパニーズダンサーだね!オーディションでのキミを覚えている!STEP UPはどうだい!?」
と。
私が「ありがとう。マスコットを頑張ってるよ。」
というと、びっくりして無言になった。
だから、私を下のグレードに配役したのはこの白人プロデューサーで、STEP UPの配役がみんな白人か経歴がある人しか雇っていないことに納得がいった。
パークは一応オープンし、ショーでのダンスパフォーマンスも問題なく無事に終了。やっとマスコット以外のダンサーとしての仕事が出来た。でも・・・心が晴れないことが続く。
Kana
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